営業部長が伝える「公平」と「平等」

takase tsuyoshi

2017年2月8日

尊敬する経営者

私には尊敬する経営者が数名います。
偉人やお会いしたことの無いまま尊敬している人もいますし実際に会社を経営されている方で心が震える様なお言葉をいただいた方もいらっしゃいます。
まずはお会いした中で色々と教えてくださり今でも尊敬している社長さんのお言葉を書きたいと思います。
名案が閃いた社長

責務と内容

私は派遣会社で10数年働いておりました。
業務内容としては営業、営業方針起案と実走、営業管理、クレーム対応、労働基準監督署対応、コンプライアンス対応、未入金対応、人材育成、プロジェクトの起案と実走、プロジェクト実走管理や対応、人事評価、面接(新卒、中途)、募集管理、募集すり合わせ、予算作成、予算すり合わせ、社内研修起案と実走、各種問題点の把握と改善提案並びに監視等々。
社員、アルバイトを含め250~300名の部下の管理をしておりました。
その中で社員2.000名、アルバイト4.000名の中で何年も続けてNO.1の営業利益率を確保していて、更に目標比では常時100%以上を達成することが出来ていました。
そんな乗りに乗っている状況で少しだけ勘違いしている時期に以前よりお付き合いのある社長さんから言われました。

「高瀬、平等と公平の差って何処だと思う?」

33歳の私は直ぐに答えが出ませんでした。
20秒ぐらい考えてから「平等は全員に一緒の条件を与えること。公平は平等に与えるけどやった人には報酬を多く与えやってない人には報酬を少なくすること」と答えました。考える銅像
すると
「それが高瀬の平等と公平なんだね」と言われました。
心の中にはモヤモヤとした物がありましたが、それ以上の事は教えてくれませんでした。
社長からは「次来た時にもう一度、この件について話そうよ」と言っていただきました。

1ヶ月後・・・・

社長に時間を取っていただき久々にお会いしました。
私の中では1ヶ月モヤモヤしっぱなしで色々な本を読み、色々な人に話を聞き、色々な人の公平と平等を聞くことが出来ました。
理論武装をし社長の問いに完璧に答えてやろうと思い挑みました。

そして
「高瀬、平等と公平の差って何処だと思う?」
理論武装した私には前回に応えた内容を説明し肉付けする形で話しました。
そして「平等は全員に一緒の条件を与えること。公平は平等に与えるけどやった人には報酬を多く与えやってない人には報酬を少なくすること」と同じ答えを伝えました。

「勉強してくれたんだな。でももっと世の中のことを勉強した方がいいぞ」と言われました。
正直、ほめてもらえるかと思っていたのすが甘かったです。
パナ〇〇ック内に事務所を構え信頼を得ており更に他の有名企業の中で請負部署を黒字経営されている社長さんの見方には到底追いついていないのは当然ですが、あまりにも見識の浅さに自分にガッカリしました。モアイ像の列挙

社長から教わったこと・・・・

上長の下には何人も部下がいる。
部下の上には上長しかいない。
上長が100%で全員を見ていたとしても部下が10人いれば100×10=1000%で見られている。
どんなに能力があったとしても「仕事」と言う基準だけで見れば全員を100%で見れている様に感じるかもしれないが人間は感情の生き物で仕事だけの考えを持って生きている訳ではない。
本やネットで「公平と平等」と調べればいくらでも情報はいくらでも出て来るし知識としては理解出来ると思う。
でも学校よりもルールや規則が重要とされる仕事であれば尚更、人として付き合わなければ同じ目標や同じ目的を達成させることは出来ないよ。
だとしたら自分の能力に絶対に自惚れてはダメだし現状がMAXなんて思ってはダメ。
上司としての立場を会社から任命されたのであれば目先の仕事に対して全力で取り組むのは当たり前だけど、それ以上に自分の仲間や部下、更に部下の大切にしている人までをも幸せにするぐらいまで考えなくてはいけないんだよ。
それを踏まえて「公平と平等」を自分なりに考えて答えを見つけなければならないと思うよ。

omoi_businessman

私はすごい大きい石で頭を殴打された思いでした。
目先の知恵を得意満面にひけらかした様に思えましたし自分の稚拙さに恥ずかしさがこみ上げました。
社長は勿論、私を辱める為に話している訳でなく私が全精力を仕事に向けていることに不安と心配をしてくださったのだと思います。
仕事をする上でも目的を達成させるのは自分の為ではなく、部下や仲間、部下や仲間の家族のことまで考えて勉強し判断し決断しなければならないことを教えてくださいました。

付き合い方、付き合っている人、環境、立場や立ち位置によって「公平と平等」はズレが発生する可能性があります。
自分が思っている「公平と平等」は他の人からしてみれば「不公平と不平等」になる可能性があると言うことを教えていただきました。
人生の中で紆余湾曲があるのは当たり前で、その中でも「人を信じること」「人に過信しないこと」「人の尊厳を絶対に守ること」を伝えてくれようとしたのではではと考えています。
私は今でも「人に対する考え方」をどんな時にでも念頭に置いてお付き合いする様にしています。

今でも尊敬しています

この教えを教えてくださった「渡邊利津雄さん」のことを今でも尊敬しています。
那須に行かれて10年以上経ちずいぶんご無沙汰していますが、いずれまたお会い出来ることを祈ってます。

今は人材派遣から離れIT業界で働いています。
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